ヘリコプター操縦の研修費と旅費計約20万円を岩手県からだまし取ったとして、同県警捜査2課と盛岡東署は3日、詐欺容疑で、警察航空隊所属のパイロットで警部補、佐々木高容疑者(58)=同県滝沢村大釜=を逮捕した。佐々木容疑者は容疑を否認している。
調べによると、佐々木容疑者は、昨年10月下旬に東京都内で3日間行われたヘリコプターの操縦研修を2日間しか受けていないのに、虚偽の書類を作成し、3日間分の研修の受講料十数万円と旅費、宿泊費計五万数千円を県からだまし取った疑いが持たれている。
佐々木容疑者は、差額の1日分の受講料を本来、私費で受けるべきだった操縦技能審査員試験の研修の受講料として飛行訓練会社に納め、同年12月に受講していた。今年7月に同僚が佐々木容疑者が審査員の資格を持っていることを不審に思い、飛行訓練会社に問い合わせて発覚した。
佐々木容疑者は「(審査員の資格が)業務に必要だと思った。だましたとは思っていない」と話しているという。
県警の西野悟首席監察官は「職員の職務倫理の再徹底を図っている折、誠に遺憾で、県民に深くおわびする」とコメントした。
