死刑制度をテーマにした「モリのアサガオ」漫画家、郷田マモラ(本名・上之郷守)被告が強制わいせつ

 社会派の漫画家が、わいせつ行為をした疑いで逮捕されていた。死刑制度をテーマにした漫画「モリのアサガオ」などの作者として知られる郷田マモラ(本名・上之郷守)被告(50)が女性にわいせつな行為をしたとして、警視庁に逮捕され、東京地検立川支部が強制わいせつや傷害などの罪で起訴していたことが15日、分かった。
 起訴状によると、郷田被告は今年4月21日ごろ、東京都国分寺市の個人事務所で女性の頭部に野球の硬式ボールを投げつけ、「怒りで仕事が手につかない。どうしてくれるんや」などと女性を脅して、わいせつな行為をしたという。また、5月12日にも同じ女性の顔面に硬球を投げつけ、胸を突き飛ばして転倒させ、頭を蹴るなどして、全治2週間のけがをさせたとしている。警視庁小金井署が6月5日に逮捕した。
 郷田被告は07年、「モリのアサガオ」で文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞。ほかに裁判員制度を題材にした「サマヨイザクラ」、監察医を描いた「きらきらひかる」などの社会派作品がある。これらを出版する双葉社の広報は「発売中の作品については、裁判の推移を見ながら、今後どうするか検討したい」と話した。
 ◆郷田(ごうだ)マモラ 本名・上之郷守(かみのごう・まもる)。1962年(昭37)三重県伊勢市生まれ。大阪総合デザイン専門学校卒業後、93年に「虎の子がゆく!」と「花の咲く庭」を漫画誌に投稿し、入選。漫画家を始める。「きらきらひかる」は98年にテレビドラマ化。幽霊が見える監察医が主人公の「MAKOTO」は05年に映画化。穂先が1センチの面相筆を使うことで知られる。

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