県警生活保安課と秋田署は8日、携帯電話を使ったヤミ金融業(いわゆる090金融)を営んでいたとして、本籍茨城県、住所不定、「大黒屋」経営、大内隆容疑者(52)を貸金業法違反(無登録営業の禁止)容疑で逮捕した。県内で090金融業者の逮捕は初めて。同署などは、出資法違反(高金利)容疑でも同容疑者を厳しく追及していく方針。
調べでは、昨年6月上旬から10月25日ごろまでの間、県知事の登録を受けずに、秋田市内の無職男性(52)や主婦(42)ら男女5人に、計6回にわたり現金計24万円を貸し付けた疑い。他に少なくとも約10人の被害者がいるとみられる。
同署によると、秋田市広面のアパートを拠点にしていた同容疑者は「いつでも、誰でも、一発融資」の標語と自身の携帯電話番号などを記載したビラを秋田市内の電柱などに貼って貸金を宣伝。素性を隠すため客に対しては偽名を使用したり、現金のやりとりは同市内の駐車場などで手渡しで行っていた。
また4万円に対して1週間で1万円という金利は、法定利息の約20倍。支払えない人には昼夜を問わず、携帯電話に電話をかけ、「バックには暴力団がいる。警察など怖くない」などと脅して返済を迫っていた。毎日10数回電話されたり、8万円の借金に対し5カ月で80万円を要求されたケースもあった。大内容疑者は調べに対し、「人助けをしたつもり。困っている人に金を貸して何が悪い」などと話しているという。
